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東大入学式の総長式辞。早稲田大学総長のそれは恥さらし。 [早稲田大学関連]

平成29年度東京大学学部入学式 総長式辞 

新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。東京大学の教職員を代表して、心よりお祝いを申し上げます。ご列席のご家族の皆様方にも、心からお慶び申し上げます。本日、入学された皆さんは3,120名です。
 

皆さんが入学された東京大学は、明治10年、1877年に創設されました。その源流は江戸時代にさかのぼります。本日4月12日に140周年を迎えました。第二次世界大戦の終戦をはさんで前後ほぼ70年ですが、皆さんは、東京大学の第三の70年に向け、その栄えある第一期生となったのです。

 

東京大学のはじめの70年は、明治の新たな開国の時代に、国際社会で認められるために近代国家としての形を整え、それを担う人材を育成することが急務でした。そのために西洋の学問を旺盛に取り入れ、その中で東洋と西洋の異なる学問を融合し新たな学問を創り出すという東京大学の伝統が築かれました。しかしその後、日本は敗戦という大きな蹉跌を経験します。

第二の70年は、そこからの復興から始まりました。20世紀後半は科学技術の革新を牽引力とし、工業化が進み、世界経済は飛躍的に拡大しました。その中で日本は高度経済成長を達成し、世界有数の先進国としての地位と平和な社会を獲得しました。ここでも東京大学は、最先端の学術研究を学んだ人材を社会に送り出し、大きな役割を果たしてきました。

 

しかし、この70年がずっと穏やかだったというわけではありません。特に2011年3月の東日本大震災は忘れられません。昨年は、熊本県と大分県でも大きな地震が発生しました。先月11日に岩手県の大槌町で行われた津波被害の慰霊祭に私も出席致しました。現地では復興に向けた懸命な活動が今も続いています。6年を経てもまだ道のりは長く、知恵と忍耐がいっそう必要です。これらの災害で犠牲となった方々に改めて哀悼の意を捧げるとともに、東京大学が続けてきた復興支援の輪に、皆さんにも是非加わってもらいたいと思います。

 

さて皆さんが受験の準備で忙しかった昨年2016年は、世界の大きなうねりを感じる年でもありました。世界的な金融不安に始まり、世界各地での大規模テロ、イギリスの国民投票におけるEU離脱の決定、アメリカの大統領選挙とその波紋など、混迷は深まるばかりです。世界の調和的発展を脅かしかねない事態に対する不安と緊張がいっそう高まっています。人類が創り上げてきた、民主主義や資本主義といった社会・経済の基本的な仕組みそのものを、今後どのように調整していくべきかが問われています。

私が何よりも心配なのは、これらの事象の背景で、人間の知性の力に絶望し、知を否定するような動きが目立ってきていることです。

科学技術の革新は、SNSなど、旧来の新聞や電波による放送とは異なった、情報拡散の新たな手段を生みだしました。この新しい情報メディアは個々の人々の生活スタイルだけでなく、事実や真実をめぐる人々の感覚やその共有の仕方をも変貌させつつあります。事実にもとづく反論や丹念な論証よりも、感情に訴える一方的な断定が大きなうねりとなり、偽りの共感を生みだしてしまうのです。このような事態を指して、「ポストトゥルース」の時代の到来を論ずる人もいます。新聞や放送といった既存のメディアを担ってきたプロのジャーナリストすら、新たな情報環境の影響から逃れることは難しそうです。新しい情報通信の環境を私達が人類社会をより良くするためにポジティブに活用できるのか、それとも制御ができず自滅してしまうのか、その分水嶺に立たされているのです。

 

ここで皆さんにまずお伝えしたいことは、「言葉を大切にしようということです。私たち人間は言葉によって世界を知り、言葉によって世界を新しいものへと変えていくのです。言葉は人間の「考える」という知的な探究の作業の支えです。そして、その成果を時を超えて伝え、他者と分かちあってきた媒体であり、新たな社会と未来を創る糧でもあります。だからこそ、情報の海に溺れて飲み込まれてしまうのではなく、知に裏打ちされた言葉を自ら鍛えあげ、新しい推進力や想像力を生み出していく必要があります。しかし今、普遍性を備えた確かな知に裏打ちされた言葉をしっかりと見極めることがおろそかにされてしまっています。他者の立場をよく理解しよく考えた上で心のこもった言葉を使うという行為が、ないがしろにされているように思われます。

今こそ、知のもつ力を強く信じ、他者を尊重し、丁寧に言葉を吟味し、冷静な対話を通じて、確かな共感、すなわち「知に支えられた真の共感」を作りあげ、広げていく努力を惜しんではならないのです。大学はその中心となるべきであり、皆さんは私達と共に、その活動を支える仲間になったのです。

 

今お話したような社会的な事象や我々の日常と比べて、「自然」というものの時間や空間のスケールの広がりは、桁違いです。しかし、たとえば地球についても、無限に大きく盤石で不変のものでないことを強く意識すべき状況にあるのです。環境破壊、地域間格差、宗教対立の深刻化など、人類全体の持続を脅かす課題は、ますます複雑さと深刻さを増しています。人口が増え、科学技術が人間の力を拡大するなかで、地球という空間が限界を有する環境であることを認識せざるを得なくなっています。

このように有限化した地球、すなわち「小さくなった地球」、において、個々の人々は自由で活発に活動しながらも全体として調和のとれた発展を実現するにはどうすべきなのでしょうか。その答えは決して、世界全体を一つの価値観で塗りつぶす均質化ではないはずです。個々の多様な文化や伝統を大切にしつつ、むしろその多様性こそが、全体を強靱にする原理として活用されるべきなのです。このような発展に向け、個人や組織がとるべき行動のガイドとして、国際連合は2015年に17の目標からなる「持続可能な開発目標=SDGs、sustainable development goals」を定めました。これは、世界の公共性に奉仕するという東京大学の精神に合致しています。そこで、この目標を活用し、行動に繋げたいと考えています。

 

ここで、地球という環境の有限性に関連して、皆さんにも身近な「水」について、お話ししたいと思います。水は人間を含め、あらゆる生命を育み支える、かけがえないものです。一方で水害や津波などの災害をもたらす脅威ともなります。水をいかに制御し利用するかは、社会や経済の発展にとって不可欠なのです。

 

私は子供の頃、多摩川のすぐ近くで育ち、水遊びや釣りをおおいに楽しみました。しかし、当時、既に生活排水などで川の汚染がすすんでおり、「どぶ」のような匂いや洗剤の泡が舞っていたことを思い出します。その後、河原を歩くこともなくなり、すっかり遠ざかっていたのですが、最近ある雑誌の表紙に、鮎が川面から飛び跳ねている写真があり、それが多摩川だと知って大変驚きました。その雑誌には、近隣の小学生達が川に入って行う体験学習についても紹介されていました。子供達が川で泳げるほど水質が劇的に改善していたのです。そこで、少し多摩川について調べてみることにしました。すると、そこには「水」を意味づけ利用する人間社会の様々な物語があったのです。

かつての多摩川の清らかな流れは、万葉集の東歌(あずまうた)にも詠まれています。近世になって、農業用に本流からも支流からもおびただしい数の用水路が引かれ、水を産業の資源として利用するためのインフラの整備が進みました。17世紀の中ごろには玉川上水が開通し、江戸の中心部の飲み水も支えることになります。資源としての水は「用水」あるいは「上水」と呼ばれて利用されていきます。皆さんが学ぶ駒場キャンパスは、明治時代には農学校があり、その水田にも上水が引かれていました。余談ですが、忠犬ハチ公の飼い主としても有名な上野英三郎先生は、当時、農科大学の教授で、この用水の農業利用について研究をされていたのです。

 

高度経済成長期になると、多摩川には、開発された周辺部の宅地などから汚水が流れ込むこととなります。経済成長の中で利用する資源としての水だけに目が向き、利用した後の「下水」の後始末には思いが至らず、水質は極端に悪化していったのです。私が中学生だった1970年代には、それが社会問題となり、地域の人々が水質改善のために立ち上がりました。そこで下水・排水に対する取り組みが始まり、上水と下水、用水と排水とに切り離されてしまっていた水が、またひとつながりの存在として認識されるようになりました。そしてその結果、魚が戻り、子供達が親しめる場として多摩川は見事に甦ったのです。

 

現在、社会はかつてないスピードで発展していますが、地球上の資源は有限であり、野放図で無自覚な開発は永続しません。多摩川の例では、幸い回復させることができましたが、元に戻せない不可逆なダメージを地球に与えてしまうこともあります。そのようなことを防ぐために、意思決定をどのように行っていくのか、次世代の社会システムをどう作っていくのか。多摩川の例をみても、日本には語り継ぐべき経験が数多くあります。それを学問として普遍化し、世界にしっかり伝えていくことは、私達の重要な責務です。

 

東京大学が掲げる教育理念は「世界的視野をもった市民的エリート」の養成です。知をもって人類社会をより良くするために主体的に行動し、新たな価値創造と課題解決に挑む人材です。私は一昨年4月に総長に就任し、このような人材を「知のプロフェッショナル」と表現して説明しています。本日は、昨年、ノーベル生理学・医学賞を受賞された大隅良典東京工業大学栄誉教授からご祝辞をいただきます。本年2月には東京大学でも特別栄誉教授の称号を授与させて頂きました。大隅先生は、まさに、知のプロフェッショナルのお手本と呼ぶべき先輩です。

さて、「知のプロフェッショナル」となるために、まず三つの基礎力を養ってほしいと思います。第一は「自ら原理に立ち戻って考える力」、第二は、あきらめず「忍耐強く考え続ける力」、そして第三に、「自ら新しい発想を生み出す力」です。これらをベースとして、社会に貢献するためには、様々な人々を巻き込んで実際に行動しなければなりません。そのためには、「多様性を尊重する精神」と、自分の立ち位置を見据える「自らを相対化できる広い視野」が必要です。そうした基礎力と精神と視野を身につけ、人々の間に「知に支えられた真の共感」を生みだす担い手となってほしいのです。

 

さて、これから始まる大学での生活において、これらの力を獲得するために、どんなことから始めたらよいでしょうか。皆さんにこれからの駒場の生活の中で実践してほしいことを、少し具体的に提案したいと思います。

 

私達は、大学での学びの準備として、知識の量ではなく、基本となる知識を柔軟な発想によって使いこなす力を、皆さんには鍛えておいてほしい、と考えています。入学試験ではそこを重視して出題しています。皆さんはその要求にしっかり応え、めでたく入学されたのです。

しかし、これはいわば準備体操です。これから始まる学びは、これまでの勉強とは異なります。あらかじめ答えが用意された問いに対して、その答えを言い当てるという受け身の学習だけでは足りません。もっと自由で主体的な学びに変わらなければなりません。まず早い段階で、この大学での勉強の流儀を身につけ、そしてそれを楽しんでほしいのです。

このような能動的な学びへのギアチェンジをサポートするための仕掛けも用意しています。その一つが、「初年次ゼミナール」という少人数の演習です。様々な分野の第一線で活躍する東京大学の先生方が、それぞれ工夫をこらし、大学で学ぶための基本姿勢を皆さんに直接伝えます。演習の課題には、クイズ番組のようなはっきりとした答えはないかもしれません。答えを導くために、根拠のある事実を積みあげ、厳密にまた論理的に思考を進める必要があります。どのような情報を調べるか、得た情報をどう解釈するのか、そしていくつもの情報をどのようにまとめ上げ、どう活かすのか。その取り組み方を学ぶなかで、第一の基礎力「自ら原理に立ち戻って考える力」と、第二の基礎力「忍耐強く考え続ける力」を鍛えるとはどういうことか実感し、身につけてください。

 

専門課程に進むにつれて、第三の基礎力「自ら新しい発想を生み出す力」を意識してもらいたいと思います。最後の卒業研究や卒業論文は、その力を鍛えるよい機会になるでしょう。学問において何より大事なのは、自ら問いを立て、そしてその問いを自分で解いていくことです。問いを立てるには新たな疑問が必要であり、解くためには事実に基づいて分析の論理を積み上げる姿勢が重要になってきます。

 

最終的な私たちの願いは、そのような経験を積んだ上で、皆さんが「まだ答えがない問い」を自らが作れるようになってもらうことです。「まだ答えがない問い」とはもちろん、デタラメな問いという意味ではありません。「問い」を立てるということは、自分が何を知っているのかを自分で見つめなおす、極めて知的でタフな作業なのです。そこでは、大胆かつ謙虚という、相反するような気持ちを持つことが求められます。

 

なぜそのような問いを立てる力が大切か。それは大きく変わりつつある現代の世界で生き抜くためには、まさに簡単には答えを見つけられない、まだ答えが用意されていない問題に挑戦し続けなければならないからです。現代の社会には、手に負えない難題であっても放り出すわけにはいかないもの、解決まで粘り強く取り組まなければならないことが数多くあります。答えだとされているものをあえて疑い、事実の探り方を変え、確かめ方を模索しながら、何とか前に進んでいかねばなりません。「まだ答えのない問い」と向かい合うこと、それこそがまさに学問の営みであって、これもまた大学生として知ってもらいたいことなのです。大学という場はそうしたトレーニングをする最良の場所です。

 

このようにお話しすると道のりは遠そうですが、第一歩を踏み出しさえすれば、決して難しいことではありません。最後に、その第一歩となる秘訣をお教えしておきたいと思います。

それは、教室で発言することです。質問は大いに結構。先生方は、皆さんが口を開くのを待っています。はじめはうまく発言できず尻込みしてしまうかもしれません。しかし上手にできるまでは人前でやらないというならば、いつまでも上手にはなれません。

大学の教室は、知のコミュニケーションの場です。その場に参加する醍醐味を味わってください。多様性が許され、個性が歓迎されるということを知ってください。そこが高校までとは決定的に違うところかもしれません。自分と異なった意見を知って、ハッとする体験がとても重要です。いわゆる「空気」が変わるこうした瞬間を体験することを通じて、「多様性を尊重する精神」を育んでください。この多様性こそが新たな知を生みだす原動力、すなわち東京大学の卓越性を支えているのです。

そして、この精神こそが、知に支えられた真の共感の基礎なのです。

 

大きな教室で発言することは、なかなか勇気のいることです。まずは少人数クラスで挑戦してみてください。少人数クラスとしては、初年次ゼミナール以外にも、理系学生にはALESS、文系学生にはALESAという英語学習の授業も用意されています。

 

他者を思いやり、互いを認め合いながらも、異なった意見が言えるためには、自由な場が必要です。東京大学は、キャンパスにおいて、少数派かもしれないと思う人々が堂々と発言し、行動できる、そのために必要な環境を進んで提供していきます。そしてすべての学生の皆さんが「東京大学で学んでよかった」と心から思ってもらえるように努力します。

 

皆さんが思う存分学ぶためには何よりも、皆さん自身の心身の健康が大切です。まず朝ご飯をしっかり食べ、一日の始まりの時間から有意義に使うようにして下さい。そして、自分に適した形で、運動する習慣を身につけるようにしましょう。体育実技の時間や、運動会・サークル活動も有効に活用してください。

どうか皆さんの大学生活が実りの多い時間となるように、皆さんの健康と健闘を祈っています。

 

平成29年(2017年)4月12日
東京大学総長 五神 真

頭のいい子に知的刺激を与える式辞でした。特に「言葉を大切にしよう」のくだりは、私も同意します。


以下は、早稲田大学総長鎌田君の式辞。

若者の心を全く動かさない式辞。実際、自分で書いたのか?

もし、そうならば恥さらしもいいところです。 

2017年度 4月入学式 総長式辞
皆さん、ご入学おめでとうございます。
早稲田大学を代表して、新入生の皆さん、および、ご家族・ご関係の皆様 に対し、心よりお祝いと歓迎のご挨拶を申し上げます。
早稲田大学全体の本年4月新入生は、学部 9,098 名、大学院 2,927 名の合 計 12,027 名に上ります。このほか、昨年9月に 998 名(学部 383 名、大学 院 615 名)の方が入学していますので、学部・大学院を通じた4月1日現在 の1年生の総数は、13,023 名になります。 このうち、海外からの留学生は 1,648 名で、全体の約 13%を占めています。 数多くの優秀な人材が世界各地から集まってくださったことを、大変嬉しく 思います。
この場にいらっしゃる新入生の皆さんは、さまざまな思いを胸にこの入学 式に臨んでいることと思いますが、達成感に浸っている方も、入学試験は長 い人生の中のある瞬間の限られた能力に対する評価に過ぎませんので、本日 を機に、新たな目標に向かって、新しいスタートを切ってください。
本学は、いまから135年前、明治15年(1882年)に、この早稲田 の地に創設されました。 当時の日本は、欧米の近代的な社会制度と科学技術を輸入して、一日も早 く欧米に追いつこうとしていました。そのために、当時の官立大学は、官僚 と技術者を効率的に養成するために、欧米の制度をそのまま学びとることが 行われていました。 これに対し、本学の創立者である大隈重信や小野梓らは、これとは異なる 理念をもって本学を創設いたしました。 すなわち、真の近代国家を作り上げるためには、単に欧米の制度を直輸入 して、一握りの官僚が国を支配するのでは不十分であり、自立した精神と豊 かな教養、一国の利益よりも人類全体の利益のために力を尽くそうとする人 格を備えた市民が国を支えることが重要であり、そのためには、わが国の実 情を踏まえた学問を確立し、個性を尊重した高等教育を普及させることが必 要であると考えたのです。 こうした本学創設者たちの理念は、 「学問の独立」 、 「学問の活用」 、 「模範国 民の造就」として、本学教旨に謳われています。 こうした理念の下に設立された本学には、全国各地から、また世界各地から、個性豊かで進取の精神にあふれた多様な若者が集まり、政治・経済・科 学技術・ジャーナリスム・文学・芸能・スポーツなど極めて幅広い分野に多 彩な人材を送り出して参りました。最近公表された「QS Graduate Employability Ranking」という卒業生の活躍ぶりを評価する世界大学ランキ ングの 2017 年版では、本学は、2年連続で国内第1位、世界でも26位と いう高い評価を受けています。 新たに本学の一員となられた皆さんにも、是非とも、この本学建学の理念 に込められた創設者たちの想いを胸にとどめ、多様な才能を大いに伸ばして、 世界各地で、また、ありとあらゆる分野で、先輩たちに勝るとも劣らぬ活躍 をしてほしいと期待しています。
ところで、今日の社会は、グローバル化の急速な進展により、市場経済を 飛躍的に発展させる一方で、経済格差の拡大、 環境破壊などが深刻さを増し、 そのことがナショナリズムの台頭や国際テロの頻発などの事象を引き起こし てもいます。 また、科学技術の進展、とりわけ AI やロボットの進化は著しく、今後1 0~20年の間に、現在存在している職業の半分は自動化されてしまうこと になるだろうという予測もなされています。 このように急速かつ大規模に産業構造・社会構造が変化し、さまざまな課 題を生じさせ続ける社会においては、本学が創立された時代におけると同様 に、単に既存の知識を覚え込むだけでは足らず、未知の課題に遭遇しても、 果敢にこれに挑戦し、問題の本質を見抜き、解決策を見出して、それを実行 していくための、 「知恵」と「志」と「実行力」そして総合的な「人間力」を 身につけた人材を育成することが強く求められています。 また、氾濫する各種の情報を鵜呑みにせず、冷静かつ客観的に信頼に足る 情報を選別するための専門的知見と批判精神を涵養することも、ますます重 要になっています。
本学では、こうした要請に応えるべく、2012年に策定した中長期計画 「Waseda Vision 150」に基づいて、大胆な改革を推し進めています。
教育面では、第1に、基礎的な知識と技能を身につけるため、グローバル エデュケーションセンターを中心に、学部の壁を越えて、少人数クラスでの 実践的な外国語能力、日本語および英語での学術的文章作成力、数学的論理 的思考力と情報・統計の理解力を涵養するための基盤教育を実施するとともに、幅広い教養教育を行っています。
第2には、学生が能動的に学び、主体的に考える力を涵養するため、少人 数クラスでの議論中心の課題発見・解決型の授業への転換を進めおり、全学 部に設置されているクラスの約半分が20人以下、8割以上が50人以下の 少人数クラスとなっています。さらに、インターンシップ、フィールドワー クなどの体験型学習や海外での学びの機会を拡充するとともに、学生同士が 主体的にグループワークを行うための学習スペースやICT環境の整備を積 極的に進めています。
第3に、価値観や文化的背景の異なる多様な人びととの相互理解を深め、 彼らの信頼を得て、その実行をリードしていく人間力を伸ばすために、個性 豊かで多様な人材が集い互いに切磋琢磨する中で人間力を涵養するという本 学の良き伝統をさらに拡充するための改革を進めています。 すなわち、個性豊かで多様な人材が集うよう入学者選抜制度の改革を行う とともに、既に年間35億円規模に達している本学独自の給付型奨学金のさ らなる拡充を図っています。また本学は、1884年に最初の留学生を受け 入れて以来、積極的に留学生を受入れてまいりましたが、それをさらに加速 し、現在では、わが国で最も多い5400人以上の外国人学生が在籍してい ます。しかも、その約半数が学部生ですから、皆さんも、教室や異文化交流 センター(ICC) 、さらにはサークル活動や国際学生寮での生活などを通じ て積極的に異文化交流実践してください。 また、ボランティア・インターンシップなどの体験型学習には年間2万人 以上が参加し、大学の用意したさまざまな留学プログラムを活用することで 毎年4千人以上の学生が海外での学びを体験しています。 体験型学習や異文化交流を通じて、学生たちは、自分の育った環境とは異 質な社会の存在や全く異なる価値観を持った人びとなどに触れて、多くの驚 きや感動を覚え、それが教室での座学のモチベーションを高めたり、キャリ ア形成に具体的なイメージを与えたりするなど数多くのメリットが指摘され ています。本学では、体験を文章化することで、驚きや感動を論理化・体系 化し、その自己検証を試みることにより、課題発見力や主体的に考える力、 表現力などを養うことができる点に着目して、 「体験の言語化」という授業に も力を入れています。
同様に、本学は、学生の自主的活動の活発さには定評がありますので、サークル活動等に積極的に参加して、存分に個性を伸ばしてほしいと考えてい ます。
研究面においても、独創的な研究の発展を目指して、重点領域を中心に組 織的な研究体制を強化するとともに、本学の誇る強固な海外研究機関とのネ ットワークを活用することで「研究の国際化」も推し進めています。つい先 日、QS 社が発表した、研究分野別ランキング2017年版においても、9 分野が世界100位以内にランクされ、国内トップクラスの研究力を有する 大学としての地位を確立しています。
大学院ではもちろん、学部においても、学生・院生には、「教えてもらう」 のではなく、 「自ら主体的に学ぶ」ことが求められていますし、大学受験等と は異なり、唯一無二の正解を覚え込むのではなく、正解の定まっていない問 題を多面的に考察することが主要な課題とされることになります。
新入生の皆さんには、これまでに蓄積してきた豊富な知識を前提としなが ら、先程来紹介してきた本学の提供する優れた教育環境を、また、個性豊か で多様な教員・学生との切磋琢磨の機会を、主体的かつ積極的に活用するこ とで、これからの時代を牽引し、不透明な時代を逞しく生き抜いていくため に必要とされる基礎的なスキルとマインド、さらには総合的な人間力を涵養 してくださることを切に期待しています。
新入生の皆さんが、自らを成長させるさまざまな学問との「出会い」 、人と の「出会い」を見つけ、新たな目標を定めて自己研鑽に励み、実り多き学生 生活・研究生活を送られることを祈念して、私からのお祝いと歓迎のご挨拶 とさせていただきます。
皆さん、ご入学、誠におめでとうございます。

早稲田よ大丈夫か?

中国の奥地より、

早稲田大学鋳物研究所スキー部長

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小学校を卒業した渚ちゃんへ・・・ [早稲田大学関連]

3/27の朝日新聞天声人語から・・・

大学の卒業式の帰りなのだろう。ここ数日、華やかな袴(はかま)姿を電車で目にする。高校も大学も式が堅苦しかったことしか覚えていないが、こんな柔らかな語りなら聞いてみたかった。米国の大学に何度も招かれた作家カート・ヴォネガットの卒業式講演集『これで駄目なら』を手にした▼偉大な勝利でなく、日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間に、気付くことが大事だと彼は説く。木陰でレモネードを飲むとき。パンの焼ける匂いがするとき。魚釣り。漏れ聞こえる音楽に耳を澄ますとき▼小学校入学からこの日までに、暮らしを楽しいものにしてくれて、誇りを与えてくれた先生に出会ったことのある人はどれだけいるだろうか。そう尋ねて手を挙げさせたこともある。「今度は、その先生の名を、誰か、君の横にいる人に伝えよう。できたかね? おめでとう。気をつけて家に帰りたまえ」▼心の底から自分の先生だと思える1人。長いようで短い学校時代に会うことができれば幸せだろう。つらいときや迷ったとき、何を語っていたかを思い出す人に▼我が身を振り返ると、とある歴史学者がいた。「歴史上の出来事を理想化してはいけない」と教えてくれた。明治のころの民衆蜂起に心酔しそうになった若者への戒めだったのだろう。歴史に限らず人物でも社会運動でも、これこそ正義だと思いそうになったときに、かみしめている▼1人も出会わなかったって? 大丈夫。社会に出てから、いくらでもチャンスはある。


卒業おめでとう!

小学校6年間で、

「心の底から自分の先生だと思える1人」に出逢えたでしょうか?

出逢えなかった?

でも、大丈夫、中学や高校、そして大学で逢えるでしょう。

私は、早稲田大学で出逢いました。

中江秀雄先生です。

http://dr-superg.blog.so-net.ne.jp/2009-01-31-7

長い学生生活で中江先生だけが、

 「心の底から自分の先生だと思える1人」。

渚ちゃんもきっとそんな先生に出逢うよ。

でも、何もしなかったらそんな出逢いはないんだ。

何かを求め、もがいているときに出逢うんだ。

そんな時機がきっと来る。

Good Luck!


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ワセダの教員よ、己ができないことを学生に求めることなかれ! [早稲田大学関連]

早稲田大学理工学部に来てます。

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こんなポスターを見ました。

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こんな多忙なカタカナプログラムで、博士論文書けるかよ?!

外注教育も多いしさ。

企業からのコンサルティング教員なんて、

そんなの引き受ける奴は、その企業ではヒマ人でしょう。

そもそも指導教授自身が、こういう指導を受けていない。

また、君ら自身だってこんな能力ないでしょ。

小保方君の意見を聞いたらどうかね?

「ワセダなら、できますっ!!」て、言ってもらえば。。。


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いねやの唐揚げ弁当 [早稲田大学関連]

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ワセダ菜館は、休業中。

ここの唐揚げ弁当は健在だろうか?

隣のふくちゃんは、とっくの昔になくなり、

卒業30年を過ぎたOBには、

いねやの建物しか当時を振り返るきっかけがありません

アジア大捜査線で、過激なものをたべていると、

唐揚げ弁当のような穏やかなも喰いたいです。


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ワセダ菜館は不滅です! [早稲田大学関連]

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ハンバーグエッグ定食をお願いします。

あのおばさんは、生きてるかな?


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久しぶりの我が母校 [早稲田大学関連]

久しぶりに我が母校、早稲田大学理工学部(現 理工学術院?)に出没! 

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横浜駅から直通で行けるなんて・・・

私の欲する書類は本部でゲットできるとあって、

連絡バスに乗りました。

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車内では、学生と留学生が英語で会話してるのが常態らしい。

隔世の感。そう、私も卒業30年経ったのです。

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本部には、昔の思い出の手掛かりは少なく、

私の記憶にのみ思い出が。

これは、多くの先輩諸氏が感じてきたことだし、

今、学苑を闊歩している若者もいつか味わう感覚。

それでも私は、思う。

ここが私の原点だと・・・

早稲田はそういうところです。


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買うのは早稲田だけ! [早稲田大学関連]

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買っちゃいました。

が、内容はありふれたもの。

また、騙されちゃいました。

おそらく騙されるのは、早稲田でしょう。


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早稲田大学の教員に告ぐ! [早稲田大学関連]

朝日新聞天声人語から・・・ 

恥ずかしながら、夏休みの自由研究にはよい思い出がない。お盆を過ぎてもテーマが決められず毎年焦ってばかり。小学校では、見かねた父親が勝手に水彩画を代作し、それが学校で秀作扱いされて困ったこともある。四十数年前の赤面をいまも思い出す▼先日、現物を見てつくづく感心したのは、津市立橋北中2年、西川充希(みつき)さん(14)の昨夏の研究だ。昆虫の集まるコンビニと集まらないコンビニの違いを調べた。珍しい虫の採れる「神コンビニ」がどこか知りたかったのがきっかけだと言う▼夜ごと父に運転を頼み、自宅から半径10キロ圏にある39店舗をめぐった。気づいたのは、虫が集まる店は店内や看板の照明が青っぽいこと。少ない店は全体に白か黄色に見えた▼三重県総合博物館の学芸員に指導を受け、分光器で解析した。発光ダイオード(LED)灯や紫外線カットフィルムを導入していない店ほど虫が多いという結論に達した。集めた虫は店ごとに分類した▼「コンビニ昆虫」と題した成果は同館で展示され、反響を呼んだ。堺市で今春あった日本昆虫学会でも披露された。「新月の夜には虫が増える」「窓際にカエルの多い店には虫が多い」。論文に書きとめられた発見は、大人が読んでも興味深い▼この夏の自由研究もテーマはもちろん昆虫だ。近郊の丘陵で3枚の布に違う光線を当て、虫の集まり方を観察する。毎夜2時間の灯火採集が楽しくて仕方ない。専門家も顔負けのその研究態度にはただただ敬意を覚えた。


 お金をかけなくても、

オリジナルな研究ができることを、

早稲田の教員諸君に告げる!


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早稲田松竹にて・・・ [早稲田大学関連]

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早稲田松竹です。

30年前、私はここで英語の勉強をしました。

携帯もネットも衛星放送もない時代でした。

英語ニュースは、芝のアメリカンセンターまでビデオを見に行きました。

イングリッシュジャーナルの付録のカセットテープをウオークマンで聞く日々。

大学の授業中もイヤホンで聞きました。

今、簡単に英語を話せるようになる広告多く、

ネットはじめ勉強する手段はたくさん。

でも、英語が話せない日本人。

ジョン万次郎が、英語を学んだ苦労に思いを寄せたい。


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早稲田ウイークリーがWEB化 [早稲田大学関連]

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懐かしいなあ~

もう、学内で紙で貰えないんだ。。。

時代の流れですが、

私もかつて載ったこの新聞、

毎週大学で発行される新聞はなかなかありません。

WEBにより海外で捜査していてもワセダのことが分かります。


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